リハビリテーション部の取り組み

HONDA歩行アシスト & HALによるロボティクストレーニング

HAL

 Hybrid Assistive Limb®:HALは、筑波大学教授・CYBERDYNE株式会社CEOである山海嘉之氏らによって開発された装着型サイボーグです。筋肉が活動しようとする信号を捉え、モーターが駆動することで人の意思に応じた補助力が発揮され、ロボットの発揮する補助力により、歩行動作、起立・着座動作、立位保持などを支援します。当院では脊髄性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、シャルコー・マリー・トゥース病、遠位型ミオパチー、封入体筋炎、先天性ミオパチー、筋ジストロフィーの保険適用を受けた8疾患に対してHALを用いた治療を提供することに加え、様々な疾患(脳卒中、脊髄損傷、整形外科手術後、脳性麻痺を中心とした小児疾患等)の患者様を対象として臨床研究を行っております。

Honda歩行アシスト

Honda歩行アシスト Honda歩行アシスト®とは、本田技研工業株式会社によって開発された腰装着型の歩行練習機器です。股関節にある角度センサーの情報を基に、最適な歩き方になるようにアシストします。歩き方に合わせて補助することで左右対称、かつ快適に歩けるようにサポートしてくれます。
 当院では、脳卒中・脊髄損傷・神経筋疾患により運動障害を生じた方が、より良く、より快適に歩くことができるよう、歩行練習のツールとして活用しています。また、人工関節置換術後や大腿骨骨折後の患者様に対し、早期歩行回復を目指した研究を行っています。