回復期リハビリテーション
当院では47床の回復期リハビリテーション病棟を運営しております。回復期リハビリテーション病棟は下の表のような疾患で急性期を脱しても、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんに対して、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師、メディカルソーシャルワーカーなどの多職種がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともにできるだけ回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。当院リハビリテーション科では主に表の青色で示した疾患群の患者さんについてチームのリーダーとして総合診療・支援を担当しております。
生活期・維持期リハビリテーション
当院の回復期リハビリテーション終了後、回復状態を維持するため、多くの方が介護保険サービス(維持期リハビリテーション)を利用されますが、それに該当しない方、特に復職、復学を目指す方について外来通院でのフォローアップを行なっています。就労支援が必要な方には茨城県高次脳機能障害支援センターとも連携をとりながら診療を行っています。
また、機能障害を補助するために作成した装具について修理、調整、更新の相談を外来診療にてお受けし、ブレースクリニック(装具外来)につなげています。
回復期リハビリテーションを要する状態
- 脳血管疾患、脊髄損傷*、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、 多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態
- 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
- 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態
- 股関節又は膝関節の置換術後の状態
*脊髄損傷には脊髄梗塞や脊髄出血などの疾患も含まれます。
受診の方法及び外来診察日
入院の方法については『入院診療案内』を、外来受診の方法に関しては『外来受診の方法』を参照してください。
外来診察日に関しては『外来診療日』を参照してください。