下肢機能障害を有する患者様の調査
- 研究の対象
本学付属病院開院以降、当院に外来受診または入院歴のある下肢機能障害を有する患者
- 研究目的・方法
人口の高齢化により、人口の高齢化により、変形性関節症や骨折、脊髄損傷などの神経筋関節疾患によって、床に座る、床から立ち上がる、歩くのいずれかの動作に障害を認める患者が増加している。転倒や転落などの外傷に伴う骨折の術後や変形性関節症の術後、下肢切断の術後などによって下肢機能障害が生じた例では、廃用が進行している可能性が考えられる。また、受傷後長期間が経過すると、筋萎縮や骨粗鬆症などに関連した合併症が日常生活の阻害要因となっている可能性がある。本学付属病院では、近隣の病院と連携して、定期的に変形性関節症に対する手術を行っている。また、椎体骨折や脊髄損傷、下肢切断、大腿骨近位部骨折の術後の患者の入院を受け入れている。在宅復帰後も、このような患者に対して定期的にリハビリテーション治療を提供することで、中長期的な支援を行っている。本研究では、本学付属病院に入院した下肢機能障害を有する患者を調査して、患者の特徴や日常生活復帰の阻害因子などを明らかにすることを目的としている。
当院に外来受診または入院歴のある下肢機能障害を有する患者に関して、診療録・検査データを2次利用し、調査結果をまとめて、学会・論文発表をする。下肢機能障害を有する患者とは、変形性関節症、骨折、切断、脊髄損傷、脊髄症などの神経筋関節疾患によって、床に座る、床から立ち上がる、歩くのいずれかの動作に障害を認める方のことです。
研究協力者(患者)の基本情報として、生年月日、年齢、性別、身長、体重、病歴、障害部位、障害の程度、既往歴、放射線画像結果、血液検査結果、生理機能検査結果、歩行能力、リハビリテーション経過を取得する。
その他、処方した内服薬・装具の詳細データを取得する。
本研究は下肢に機能障害を有する患者の付属病院診療記録・検査データを2次利用した観察研究である。
期間:承認を受けた日~令和9年3月31日
- 研究に用いる試料・情報の種類
付属病院診療記録・検査データを2次利用。
- 謝礼の有無 謝礼はない。
- お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
<照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先>
茨城県立医療大学付属病院 診療部 講師 石本 立(研究責任者)
連絡先:029-888-9200 学内電話(6575)
住所 〒300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見4733