CT・MRI画像サンプル集

 

〇第8/9胸椎の化膿性椎間板炎 + 第10胸椎の脊椎血管腫

CT(Siemens SOMATOM go.Top)

  

 

MRI(Siemens MAGNETOM Lumina)      

 

・CTでは、第8胸椎と第9胸椎の椎体の破壊があります。また、第6胸椎~

 第10胸椎の右傍椎体領域に軟部組織濃度の増生があります。

・MRIでは、第6胸椎~第10胸椎の右傍椎体領域の軟部組織には、多房性

 の液体貯留を有する膿瘍があります。第10胸椎の椎体には,、T2強調画

 像で高信号の血管腫があります。

 

 

〇腰椎分離症 

CT(Siemens SOMATOM go.Top)

     

 

・第5腰椎の椎弓に分離が認められます。

 

〇尿管結石

CT(Siemens SOMATOM go.Top)

  

 

・腎盂尿管移行部に石灰化結石があります。上段右のDual-energy撮影を行うことで、下段のよ

 うに結石の成分を解析して、尿酸結石とそれ以外を見分けることができます。

 

〇陳旧性左被殻出血 

NM(Siemens Symbia Intevo 16)

   

   

・古い出血巣で血流は欠損しています。

 

 

 

〇左第8肋骨の転移性骨腫瘍 

CT(Siemens SOMATOM go.Top)&NM(Siemens Symbia Intevo 16)

      

                         

・CTで、左第8肋骨に骨硬化性変化のある領域に、骨SPECT-CTで、軽度の異常集積増加があ

 り、Dual-energy CTでは、同部に異常値(赤色)が認められます。

 

〇大腿後面浅層筋の挫傷 

MRI(Siemens MAGNETOM Lumina)   

   

 

・運動中に受傷した患者。左大腿後面浅層筋の挫傷。受傷部は、MRIのT2・STIRで高信号と

 なっています。

 

〇もやもや病で右前頭葉皮質下出血した症例のトラクトグラフィ 

MRI(Siemens MAGNETOM Lumina)   

      

 

・MRIで作成したトラクトグラフィで、神経線維の数が減少しているのがわかります。

 

〇正常例      

MRI(Siemens MAGNETOM Lumina)   

  

 

〇自閉症スペクトラム障害言語発達遅滞         

MRI(Siemens MAGNETOM Lumina)   

  

・年少児の検査は、静音モードで行われることで、安静が保たれ、高品質の画像が得られま

 す。

 

〇パーキンソン病症例

NM(Siemens Symbia Intevo 16) 

 

・上段2枚は、123I-MIBGを投与した症例。H/M比(心臓/縦郭比)は低下し、WR(洗い出し

 率)は上昇しています。つまり、交感神経の変性によって、MIBGが速やかに排出され、心筋

 への取り込みが維持できない状態を表しています。

・下段は、123I-FP-CITを投与したDaT(ドーパミントランスポーターシンチグラフィ)の画像

 で、両側被殻の集積低下が認められます。DaTは、ドーパミン神経終末(シナプス前終末)に

 存在するタンパク質(ドーパミントランスポーター)の量を見る検査です。123I-MIBGやDaT

 検査は、パーキンソン病やレビー小体型認知症の診断に有用です。

 

 

〇悪性腫瘍治療後の多発性骨転移症例

NM(Siemens Symbia Intevo 16)    

 

・骨転移病巣の診断が一度にできるのがアイソトープ検査の特徴ですが、CTで得られる位置

    情報を合わせて表示できるSPECT-CTでは、病巣の位置が正確に表示され、治療方針の決定

 に役立ちます。