臨床研究のお知らせ

 茨城県医療大学付属病院臨床検査科では、当院に過去に小児科を受診されましたてんかん患者さんで、尿検査を実施された方を対象として下記の臨床研究を行います。この研究は、通常の診療で得られた過去の記録をまとめることによって行います。このような研究は、厚生労働省の「臨床研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開することが必要とされております。


 この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。

研究課題

 「当院の小児科における腎機能マーカーと尿沈渣成分との比較検討」

1.研究目的や意義について

 抗てんかん薬の副作用の一つとして腎障害があるため、腎機能の確認検査が行われています。一般的な腎障害の指標としては、血清クレアチニンや尿中蛋白、尿中β2ミクログロブリン等があります。特に、低分子量蛋白であるβ2ミクログロブリンは、腎臓の尿細管障害の際には再吸収が障害されるため尿中への排泄が増加します。一方で、血清クレアチニンは筋肉量に左右されるため、小児の患者さんにおける腎障害の判断指標としては難しく、筋肉量に左右されず、血液採取の難しい小児の患者さんには尿中β2ミクログロブリンが判断材料として使用されます。しかし、尿中β2ミクログロブリンの検査は、院内で行っていない検査で、外注検査で行っているため、結果報告までに約3日かかります。急性腎障害は数時間から数日という短期間で急激に腎機能が低下する病態です。尿から老廃物を排泄できなくなったり、溢水になったりします。透析が必要になる場合があります。

 本研究では、小児科を受診されたてんかん患者さんの院内検査で30分以内に結果報告可能な尿沈渣成分検査と血液・尿の腎機能マーカーとを後方視的に比較・検討し、非侵襲性で簡便・迅速にできる尿沈渣成分を確認することで、早期腎障害の状態を把握できれば早い加療選択につながることを目指しています。


 この研究を行うことで、患者さんに日常診療以外の余分な負担が生じることはありません。

2.対象

 対象の患者さんは、平成25年1月から令和2年3月の期間で小児科に受診(入院・外来)され、抗てんかん薬を服用し、尿沈査検査と腎障害のマーカーの一つである尿中β2ミクログロブリン検査を同時に検査された方です。

3.使用データ

カルテデータより患者さんの以下のデータを使用させていただきます。

  ・検査結果:尿定性・沈渣検査、生化学検査(血液・尿)、血中カルニチン、血中薬物

  ・服用薬:抗てんかん薬、カルニチン製剤等

  ・患者情報:性別・年齢・身長・体重・腎疾患の有無、既往歴等

4.個人情報の管理について

 個人情報漏洩を防ぐため、個人情報を特定できる情報を削除し、データの数字化などの厳格な対策を取り、第三者が個人情報を閲覧することができないようにしております。

 また、本研究の実施経過及びその結果の公表(学会や論文等)の際には、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。

5.研究参加について

 対象となった患者さんが研究への参加を拒否された場合でも不利益は生じません。また、拒否しても今後の診療に影響はありません。

 対象者となることを希望されない方は下記連絡先までお申し出ください。

ご質問等がございましたら、お気軽にお問合せください。

問い合わせ先

茨城県立医療大学付属病院

医療技術部 臨床検査科

研究責任者 金崎 雅子

住所 〒300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見4733

Tel 029-888-9236(内線 8266)

FAX 029-888-9284

address

病院の紹介 

  • 交通案内
  • 統計情報
  • 個人情報保護
  • 診療科目
  • リハビリテーション科
  • 整形外科
  • 内科
  • 神経内科
  • 小児科
  • 放射線科
  • 精神科
  • 麻酔科
  • 各部のご案内
  • 診療部
  • リハビリテーション部
  • 医療技術部
  • 看護部
  • 地域医療連携部